比較演算とは
比較演算とは演算子を挟んだ2項を比較しその結果が正しければ真、正しくなければ偽を返す演算です。
主に分岐や繰り返しの条件文に用います。
comp_sample1.c
if(a < b) { 【処理】 }
このような例の場合は変数aが変数bより小さい場合に真、大きい場合には偽を返します。
戻り値が真偽値なので以下のように3つの値を一度に比較することはできません。
エラーになります。
comp_sample2.c
if(a < b < c) { 【処理】 }
上記のようにbがaより大きくc未満であるときとしたい場合は
comp_sample2.c
if((a < b) && (b < c)) { 【処理】 }
このように論理演算子でつなげます。
比較演算子一覧
名称 | 構文 | 意味 | 優先順位 | 結合規則 |
小なり演算子 | a < b | aはbより小さい | 7 | → |
大なり演算子 | a > b | aはbより大きい | 7 | → |
小なりイコール演算子 | a <= b | aはb以下 | 7 | → |
大なりイコール演算子 | a >= b | aはb以上 | 7 | → |
等価演算子 | a == b | aとbは等しい | 8 | → |
非等価演算子 | a != b | aとbは等しくない | 8 | → |
等価演算子が「=」ではないことに注意してください。