プログラミング言語とは
そもそもプログラミング言語とはなんでしょう。
コンピュータにある命令を出したいとします。
日本語や英語など人間が使う言葉で命令できれば良いのですが、コンピュータはそれらの言葉を理解することができません。
コンピュータが理解できるのは機械語と呼ばれる言語体系です。
これは通常0と1の2進数で表され、電気信号のオン・オフを意味します。
しかしこの2進数は人間にはとてもわかりにくいもので、これを用いて命令することはとても難しいでしょう。
そこで、人間にもコンピュータにもわかりやすい言語が開発されました。
それがプログラミング言語です。
英単語や意味を持った数式で表現されるため、人間にもわかりやすく、翻訳機で機械語に変換できコンピュータでも理解できるものとなっています。
プログラミング言語の分類
プログラミング言語は現在200種類以上あると言われています。
これらをまとめるとき3種類の分類があります。
【1】高水準言語と低水準言語
ここでいう水準とは人間の言葉に近いかどうかです。
アセンブリ言語と呼ばれる機械語と一対一に対応した言語が低水準言語と呼ばれます。
また機械語も低水準言語に分類されます。
それ以外のほぼ全ての言語が高水準言語とされています。
そのためプログラミング言語=高水準言語とされる場合もあります。
別名高級言語、低級言語とも呼ばれます。
【2】翻訳方法
翻訳方法によってコンパイラ言語、インタプリタ言語、中間言語の3種類に分類されます。
コンパイラ言語は完成した命令群(ソースコード)を一括で翻訳します。
翻訳には時間がかかりますが、翻訳されたものを実行するだけなので処理速度は高速な言語です。
この翻訳機のことをコンパイラ、翻訳することをコンパイルといいます。
インタプリタは実行時に1命令ずつ翻訳して実行します。
実行前に翻訳する必要はありませんが、翻訳しながらの実行なので速度はあまり速くありません。
スクリプトともよばれます。
中間言語はコンパイラとインタプリタの間をとったような言語です。
もとのプログラミング言語と翻訳する機械語の間に言語を噛ませます。
コンパイラを用いて中間の言語に翻訳した後、実行時に都度機械語に直していきます。
【3】言語型
プログラムのアルゴリズムの組み方によっていくつかに分類できます。
いくつか種類がありますがここでは2つほど紹介します。
手続き型言語
多くの言語はこれに分類されます。
作業手順を時系列順に記述していきます。
オブジェクト指向型言語
オブジェクト(もの)を中心として手順を記述します。