math.h
ここではmath.hで定義されている関数の一部を紹介します。
高校数学から実験で行うような誤差計算まで幅広い関数があります。
ここで紹介している関数の返り値はすべてdouble型ですが、関数名の最後にfまたはlをつけることでfloat型もしくはlong double型で値を返すことができます。
double x = 1;
x = sin(x);
float x = 1;
x = sinf(x);
三角関数
sin()、cos()、tan()
それぞれ正弦、正接、余弦の値を返します。
引数の角度の単位はラジアンです。
asin()、acos()、atan()
それぞれ逆正弦、逆正接、逆余弦の値を返します。
戻り値の角度の単位はラジアンです。
指数対数関数
exp()
e^引数を返します。eはネイピア数です。
exp2()
2^引数を返します。
pow()
pow(a, b)
でa^bを返します。
ただし、2乗や3乗程度なら
a * a * a
とした方が実行速度は速いです。
log()、log10()
それぞれ自然対数、常用対数を返します。
その他の関数
fdim()
二つの引数の差の絶対値を返します。
fmax()、fmin()
二つの引数のうちそれぞれ大きい方、小さい方を返します。